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キャラクター紹介

クルミ・アワユキクルミ=アワユキ


地図にも載らないような名も無き山村出身の勇者(他称)。

性格的には気弱気味であまり外向的ではないものの、
農作物を荒らす巨大カラスや角ウサギなど追い払っているうちに
いつの頃からか「オラが村の勇者」と呼ばれるようになった。


折しも魔王が降臨して世界が大混乱に陥り
魔王討伐のために「勇者」の募集がかけられたため、
「お主こそ世界を救う勇者ぢゃ!!」・・・と祭り上げられ、
気迫に押されるままに魔王討伐へと旅立つ羽目になってしまった。


ところが出発前夜に「旅立ちの儀式」と称して村の長に犯され、
自分が生きて村に戻る事はないと思われていることを知る。


だだでさえ気が進まなかった「勇者」としての旅立ちだったのに、
この「儀式」のせいで心が折れてしまった上に人間不審になり、
パーティーを組む仲間も連れずに自暴自棄で一人放浪してた所で
遊び人のキャミィと出会い、以後行動を共にすることに。

絶望の淵に立っていた時に親身に接してくれたキャミィの事は
姉のように信頼しており、キャミィの豊富な知識や経験もあって
尊敬の念も抱いている。


クルミ本人は勇者としてのやる気も自信も自覚もないため、
キャミィと一緒に自分たちの実力的にそこそこ安全な場所を周回し、
モンスター討伐の依頼を請けたりテキトーなモンスターを蹴散らして
将来の資金としてお金を貯めている。

実はこの安地周回蹴散らし道中の戦闘経験の成果もあって
キャミィと共に戦えば魔王を軽くひねり倒せる実力になってたりする。

・・・・・・が、当の本人たちはその事に全く気づいてない上に
魔王討伐に興味はなく、魔王の居城へ行く気はさらさらないらしい。


キャミィとの旅のおかげで本来の自分を取り戻しつつあるが、
やはり人身御供にも似た村の裏切りがトラウマになっているため
自分が主役になるような行動をすることを恐れている節がある。


「どうせ世界は本物の勇者さんがなんとかしてくれるし。」
クルミ設定1

クルミ設定2



キャラメル=プディング


いろんな意味で経験が豊富な元遊び人の賢者。
クルミをはじめ、まわりからは「キャミィ」と呼ばれている。

遊び人時代には水商売から冒険者まで様々な仕事を経て
豊富な経験や知識を身につけているため、
「遊び人」の枠にはとどまらないオールマイティな人材として
彼女を知る人たちには非常に重宝されていたりする。


軽い言動や見た目とは裏腹に面倒見が良いお姉さん肌で、
茫然自失で一人放浪していたクルミに声をかけ一緒に旅をしている。


クルミのことは同情心を超えて妹のように可愛がっており、
将来クルミには絶対に幸せになってほしいと思っている。

そんなキャミィの心からの「姉妹愛」を感じ取ったクルミは
自分の常識からはかけ離れているキャミィの言動に戸惑いつつも
心を開いて絶大な信頼を寄せるている。


ある塔の中でクルミと一緒に綱渡りをして遊んでいたところ、
足を踏み外してしまい階下へ落下。

幸いケガもなくちょっと頭を打った程度だったのだが
「なんか私、サトっちゃったかもしんない♥」・・・と、
目の前に落ちてた宝箱を無視して転職所へ直行するという奇行に出て
クルミを心配させてしまった。

そして向かった先の転職所で難関なはずの賢者試験に一発合格という
快挙を成し遂げ、外で待っていたクルミを唖然とさせるとともに、
ますますクルミの尊敬を買うことになる。

もっとも、キャミィにとっての「賢者」の肩書きは
「自分の商品価値を高めるためのもの」という認識でしかなく、
「明るく楽しい人生サイコー♪」と遊び人の頃と全く変わらずに
遊びまくっている。


昔遊びに行った小さいながらも遊ぶには穴場の町が大きくなって
評判の一大歓楽街になっているという噂を聞き、
気晴らしにクルミを連れて遊びに行くことに。


その街の名は・・・『アンコバーク』キャラメル・プディング

キャミィ設定1

キャミィ設定2


マルメロ・バンクロプシーマルメロ=バンクロプシー


『アンコバーク』の従業員。

かつてアンコに「勇者の装備」なる武器防具を売りつけられ、
多額の借金と利息が膨らみまくった末に
アンコバークで借金返済のための強制労働をさせられている。


中性的な可愛らしい見た目と素直で気弱な性格ということもあってか、
可愛い男の子が好きな年輩の女性やSっ気がある女性客に人気がある。

過去に勇者として伝説になるのに必要な要素として
「知力、体力、魔力、財力、権力、魅力、精力」のうち
「体力と精力以外は皆無」と言われてしまった事があるが、
体力と精力は本当にスゴイと彼を買った女性客からの評判は良い。

ただ、アンコバークが山をいくつも超えた最果ての地にあり
彼を目当てにする客層にとって再来店するには立地的に厳しいため、
ついた客からの高い評価とは裏腹にリピーターが少なく、
指名数もあまり伸びずに借金返済にはほど遠い稼ぎでしかない状態で
利息が雪だるま式に膨らみ続けてしまっている。


さて、そんな彼の今日のお客様は・・・・・・。

マルメロ設定1

マルメロ設定2



アンコ紹介文アンコ=ミドウスジ


商魂たくましくて有名なミドウスジ商会代表の孫のオオサカ商人で
アンコバークの総支配人。

座右の銘は「搾取上等・暴力反対・商売繁盛」

ボッタクリ、偽物販売、高利貸し・・・と、
悪どい商売の限りをつくすもののどこか抜けてて
イマイチ一人前とは言いがたい事も少なくないが、
間抜けな客を相手に日々アコギな商売に勤しんでいる。


行商の末に辿り着いた地で出会った老人の夢を利用して、
どの国にも属さない治外法権な最果てという地の利を生かし、
「女も男も買い放題!」をキャッチフレーズとした
自身の名を冠したアンコバークという大規模な艶街を作り上げた。

アンコバークではミドウスジ商会が開発した革命的アコギな
分割払い商法(通称:利墓払い)の契約を結んでしまって
利息が膨らんで借金漬けになった不良顧客を連行して
借金を返済させるために身体を売る仕事に従事させている。

「女も男も買い放題!」の売り文句に嘘はなく、
性別関係なしに買えることもあって色んな趣味の客が来店し、
立地が悪いにも関わらずアンコバークは大変繁盛している。